【佐賀市】傑作法廷映画をモチーフにした演劇『12人の怒れる佐賀ん達』が浪漫座で8/29（木）～8/31（土）に公演！

佐賀市柳町のRestaurant&Cafe浪漫座でミュージカルアカデミー演技・表現クラスの旗揚げ公演『１２人の怒れる佐賀ん達』が２０２４年８月２９日（木）、８月３０日（金）、８月３１日（土）に開催されます！

※追記:８月２９日（木）は公演中止となりました。払い戻し今後の上演予定に関しましては、後ほどご報告されるとのことです。

佐賀市歴史民俗館の「浪漫座」こちらは通常通りの営業です。

今回の公演は、佐賀県の演劇界の第一人者である栗原誠治さんが立ち上げたミュージカル県SAGAプロジェクトによるもので、今年１月にはミュージカル劇『佐賀の夜の夢』をSAGAアリーナで公演、４０００人以上の観客を動員し大成功を収め、佐賀県のみならず、他県や多くのメディアからも注目を集めました。

ミュージカル劇『佐賀の夜の夢』は、シェイクスピアの名作劇『夏の夜の夢』をモチーフに製作されました。

今回の公演は、アメリカの脚本家レジナルド・ローズ作で映画化もされた法廷ドラマの傑作『１２人の怒れる男』をモチーフにした法廷劇となっています。

『１２人の怒れる佐賀ん達』の稽古風景を見学、白熱した演技バトル

８月上旬、『１２人の怒れる佐賀ん達』の稽古場であるスタジオ風のたねに訪れ、キャストのみなさんの稽古風景を見学しました。

陪審員を演じるキャストのみなさん、とても素晴らしい演技でした。そこから谷口文章さんによる的確な演技指導が入ることで、リアルで臨場感のある法廷劇に仕上がっていました。

演技指導の谷口文章さん

今回の公演について総合演出を務める栗原誠治さんにお話を伺いました。

栗原誠治さん

Q.今回こちらの作品を選んだ理由をお聞かせいただけますか？

A.２０１１年１１月にも４５歳以上のメンバーで結成されたSAGAパーフェクトシアターで本公演の元となった舞台『１２人のハラカイタおばっちゃん達』を佐賀だけではなく東京でも公演させていただき、大変を好評を得た作品だったからです。

Q.地域特有の文化や価値観を舞台上に取り入れるための工夫や、佐賀県ならではの演出、キャスティングの選考について教えていただけますか？

A.本公演は、全編佐賀弁バージョンとなっています。またメインキャストには４５歳以上の中高年劇団SAGAパーフェクトシアターのメンバーや、今年５月に新たに開校したミュージカルアカデミーより、今回の舞台の役どころにあったキャストを選出しています。

Q.法廷劇としての緊張感を観客に伝えるために、特に力を入れたシーンや、俳優への具体的な演技指導のアプローチについて伺いたいです。

A.今回の演劇の舞台となる「浪漫座」は、レトロな雰囲気が残る建物です。特に舞台装置などを使用せずとも、その建物の雰囲気が法廷劇という題材を活かした演出ができると思ってます。

Q.最後に観客にどのようなメッセージを届けたいと考えていますか？

A.演劇を観ていただくことで、佐賀県での演劇活動をしている人たちがいることをもっと広く知ってほしい、また佐賀で演劇をやってみたいと思う人などに興味を持っていただけたらと思います。

また本公演のキャストのひとりであり、今回SAGAパーフェクトシアターのメンバーとしては初めての演技初挑戦となる松下一世さんにお話を伺いました。

左から「松下一世さん」、「末安史子さん」

初舞台になる松下です。スラム育ちの陪審員５号を演じます。
実は私は、若い頃は女優志望で大阪の劇団に属していたこともあるのですが、プロになるには芽が出ず、諦めていました。

でも、お芝居は大好きで、学校の先生として，ずっと子どもたちに演劇を教えていました。そして、今回の出演のきっかけは、『佐賀の世の夢』のミュージカルでバックダンサーをしながら、役者さんたちの演技を見て、また、自分もやってみたいなと思ったからです。

１２人の怒れる佐賀ん達は月組バージョンと森組バージョンと２パターンの公演となっております。

ミュージカルアカデミー演劇・表現クラス旗揚げ公演『１２人の怒れる佐賀ん達』feat.SAGAパーフェクトシアター
原作：レジナルド・ローズ／佐賀弁脚色：森下禮子さん
演出：栗原誠治さん／演技指導：谷口文章さん