【佐賀県】飼い犬の真夏の日中の外飼いは熱中症の危険があります、フィラリア予防も忘れずに。
佐賀県や県内の動物病院などで、飼い犬の熱中症に関する注意喚起をされています。2021年7月より、県内でも日中の最高気温は32~38度の日が続いています。
犬には汗腺がほとんどなく熱を溜め込んでしまう!
愛犬を外で飼育されている方も中にはいらっしゃいますが、毛皮をまとっている犬にとっては寿命を縮めてしまいます。また犬には汗腺が肉球と鼻にしかないので、汗をかくことができず体の中に熱をためこんでしまいます。
日中は室内のエアコンのある部屋に
日中は外に出さずに、家の中にエアコンをつけて入れてあげてください。ご家族の中で「犬は番犬!外で飼育するもの!」と反対される方もいらっしゃる可能性もありますが、その際には熱中症の危険性を説明し、寿命を縮めてしまうことになるので、室内のエアコンのあるところにサークルもしくは犬用の生活スペースを作ってあげて新鮮なお水を用意してあげてください。
日中気温の高い時間帯の車内での放置などもお気をつけ下さい。「ちょっと買い物に行くだけだし、エアコンを入れているから大丈夫だろう」という考えは持たず、エアコンが切れてしまった時、閉め切られた車内は40~50度前後になる事もございます。
また散歩の時間も、道路のアスファルトが熱くなると肉球を火傷してしまう恐れがあります。散歩は、早朝か夕方などの涼しい時間帯に行ってあげましょう。
お仕事をされている方で、時間帯が厳しく大変な方もいらっしゃるとは思いますが、気温が高い時間帯の散歩は飼い犬に限らず、飼い主さんの体にも負担がかかります。
熱中症が疑われたら、応急処置をして動物病院へ
犬の熱中症の初期症状として、急激な体温の上昇、激しいパンティングや呼吸困難、多量のよだれ、足元のふらつき、ぐったりすることなどの症状が見られたら、体温を下げるために、タオルを巻いた保冷剤などを首や内股、腋の下などにあててください。症状が治まらないときには、犬の体に水を直接かけます。同時に新鮮な水を十分に与えてください。
これらの応急処置をして、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
人間用の携帯酸素なども、県内のドラッグストアモリさんなどで販売されております、緊急時に1本あると人間にもペットにも便利です。またペット用の電解質飲料(ポカリスエットのようなもの)は県内のドラッグストアコスモスさんグッデイさんなどでも販売されています。
蚊の多い季節にはフィラリア予防
また、夏は蚊の多い時期ですので、フィラリア予防やノミ、マダニ予防を動物病院で処方して頂きましょう。フィラリアのお薬はフードのように食べやすくなっております。