【佐賀市】税金の話は苦手、でもちょっと考えてみました。小中高生からみた税の作品展、佐賀市立図書館で11/15から開催
税金の話になると、つい眉をひそめたくなる。給料明細を見てはため息をつき、消費税の小数点を恨めしく見つめる…そんな大人の感情は、正直なところ多くの人に共通するところでしょう。

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佐賀市立図書館2階ロビーギャラリーで開かれる「税に関する作品展」では、その「嫌いな税金」を正面から見つめた学生たちの言葉と書道の作品が並びます。期間は2025年11月15日(土)から21日(金)まで(17日は休館)。応募総数1,340点の中から選ばれた、小中高校生の書写・書道・作文の優秀作品が展示されます。

「税金はいやだけど、みんなのために使われている」「道路や学校をつくるお金なんだ」——そんな学生たちの等身大の声が、力強い書の一文字一文字や、素朴な作文の行間から聞こえてきそうです。佐賀税務署長賞や県税事務所長賞など、各賞に輝いた作品のどれもが、社会を支える仕組みへの小さな理解を示しています。

租税教育推進活動の一環として、中高生は1995年から、小学生は2011年度から参加しているとのことです。いつの時代も「税金」は大人には耳の痛いテーマですが、それを考えるきっかけを持つことこそ、成熟した社会の第一歩なのかもしれません。

苦手なものほど、向き合うと見えてくるものがあります。学生たちの筆が描いた「納得のかたち」に、私たち大人も少し耳を傾けてみませんか。





