【多久市】多久市長選挙、香月正則氏が初当選　8期目現職を破る

２０２５年９月７日（日）に行われた多久市長選挙は即日開票され、元市議の香月正則氏（無所属・新人、５４歳）が４，２７１票を獲得し、初当選を果たしました。現職で８期目を目指した横尾俊彦氏（無所属・立憲民主推薦、６５歳）は３，７７１票にとどまり、２８年続いた市政に幕が下りました。

開票結果は次の通りです。

香月正則氏：４，２７１票

横尾俊彦氏：３，７７１票

副島満氏：１５７票

投票総数は８，２７３票、有効投票数は８，１９９票、無効票は７４票でした。投票率は５６．１８％で、前回の４７．６１％を大きく上回りました。

香月氏は、子育て支援の充実や交流人口の拡大、観光資源を生かしたまちづくりを訴え、「変化」を望む市民の支持を集めました。一方、横尾氏は１９９７年から市政を担い、７期２８年の実績を強調しましたが、長期政権への批判もあり、及びませんでした。

今回の選挙は、多久市における新しい市政の幕開けを告げる結果となりました。

 

市民の選択が示した“変化”が、多久の未来をどのように形づくるのか、今後の歩みに注目が集まります。