【佐賀市】東大生映像制作チームI2Uが佐賀を舞台にした映画の試写会を3/16(日)に開催、海外映画祭へ出品

東大生映画制作チームI2Uによる佐賀を舞台にした短編映画「干潟の空に出会って」の完全披露試写会が、2025年3月16日(日)に佐賀大学にて開催されました!

佐賀を舞台にした映画は、最近では記憶に新しい海苔猟師が超絶技巧曲のピアノ演奏に挑戦した姿を描いた映画「ら・かんぱねら」、またカンヌコンチネンタル映画祭で撮影賞受賞するなど世界的に高い評価を受けた「つ。」、島田洋七さんが少年時代、佐賀で過ごしたおばあちゃんとの思い出をユーモラスに描いた「佐賀のがばいばあちゃん」などさまざまな作品で高い評価を得ています。 

短編映画「干潟の空に出会って」、監督は現役東大生の荒木祥さん

今回「干潟の空に出会って」のメガホンを撮ったのは、佐賀出身の東京大学の学生でもある荒木祥さんです。

中学の頃から映画制作をされLondon film schoolの短期コースで映画制作を学び、2022年に東大生を含む映像制作チームI2Uを立ち上げ、2023年には「口紅を塗らない」を東京学生映画祭へ出品するなどの実績ととも映像や映画作りのキャリアを重ねてこられました。

ストーリーの中に自然に溶け込む佐賀の風景

「干潟の空に出会って」は東京から帰省したOL・流木志枝と、佐賀地元の女子高生・美浜陽菜が佐賀で出会い、社会人、学生として互いに過ごしてきた環境の違う二人が期間限定で共同生活をする中で深い絆を育むヒューマンストーリーとなっています。
佐賀ならではの田舎の風景が美しく描かれていました。観賞後はとても爽やかな気持ちになりました。お二人の演技が心の機微をうまく表現していて、 とても良かったです。

何度も繰り返し見たくなる映画でした。

三島教授や荒木監督、メインキャストの愛純さん、藤山さん、主題歌担当の江頭さんらによるトークセッション

トークセッションでは、荒木監督、佐賀大学の低平地研究会の三島教授、メインキャストの藤山遥さん、愛純百葉さん、映画主題歌を担当した江頭勇哉さんの5人が登壇され、撮影エピソードなどを話されました。

荒木監督は、佐賀の魅力を伝えたいとの想いでこの映画を製作され、佐賀フィルムコミッションの方に自身が思い描く撮影風景の場所を提供していただけたと感謝を述べられていました。

荒木監督

特に今回、志枝と陽菜が共同生活を過ごす民家は、雰囲気がとても良く映画のイメージにぴったりとマッチしていたそうです。

またロケ地での撮影の際、近隣の方に許可を取りに伺うと、とても温かい対応で佐賀の人たちの人柄に触れ感銘を覚えられたとのことでした。

 

ストーリーの中に自然に溶け込む佐賀の風景、またコンビニでご飯を食べたり他愛もない日常のシーンを入れたかったとの事で、主人公が佐賀で過ごす日々のリアルさを描きだしていました。

地元の女子高生・美浜陽菜役を演じた愛純百葉さんは現在17歳とのことですが、俳優だけでなく監督として映画制作もされ第35回東京国際映画祭で入選、TBS Digicon6でベストアクター賞&監督賞を受賞、またつんくさん監修の映画で主演に抜擢されるなど多方面で活躍されています。

愛純百葉さん

明るくて人懐っこく自由でありながら、どこか繊細な陽菜の心情を演じていて、喜びと悲しみ、2つの演技ができる俳優さんだと荒木監督も絶賛されていました。

愛純さんは佐賀出身で田舎がとても大好きでおばあちゃんおじいちゃんが温かく、時に飴ちゃんをくれることもあると佐賀の良さを語っていました。

また今回東京から帰省し、陽菜と共同生活を過ごすこととなったOL流木志枝役を演じた藤山遥さん。藤山さんは2023年に舞台「しゃーSHE♀彼女3」に出演し、2024年にはショートオムニバス公演「こいろはひとつまみ」にも参加されるなど俳優として活動の幅を広げています。

藤山遥さん

今作品が、はじめての映画とのことでオーディションの結果を聞いてとても嬉しかったと喜びを語っていました。

都会での社会生活の大変さを知る志枝は、陽菜との共同生活で翻弄されながらも、自身の混沌とした感情と向き合いながら成長していきます。

そんな志枝の揺れ動くリアルな心情を藤山さんが見事に演じていました。

江頭勇哉さん

また今作品で主題歌を担当された江頭勇哉さんもユーモアたっぷりのトークで会場を盛り上げました。

江頭さんは、佐賀県の人気YouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」のテーマソングを手掛けるなど佐賀県内外で活躍するシンガー・ソングライターです。

今回は人づてで音楽制作を依頼されたとのことで、最初迷ってたとのことですが、アバンセで監督にお会いして、明るいというかキャラクターや想いが21歳だけどしっかりされていると感じ、ワクワクな気持ちを大事にしているという江頭さんは主題歌の制作を引き受けられたそうです。

またトークセッションの後半で、主題歌の「私のワタシ」をマイクなしで披露してくれました。大変素敵な曲で聴き入ってしまいました。

映画の世界観にとてもマッチした曲で、荒木監督も感謝を述べられ、キャストの藤山さん泣きそうになってしまったとのことでした。

三島教授からiTunesでの配信はまだですか?と質問されると、江頭さんはできれば映画公開前に配信をしようかなと近くで撮影していたマネージャーさんにご相談されていました。

最後は、荒木監督、キャストの藤山さん、愛純さん、江頭さんに花束贈呈があり、トークセッションは幕を閉じました。

上映後は海外の映画祭へ出品し、その後、年末か来年頃、公式You Tubeの方で映画は披露されるとのことです。

また3月29日(土)には福岡県で開催されるREGION CINEMA FES 2025にて上映されるそうです。こちらでは今回のメインキャストだった愛純さんの監督・脚本作品「わたしのおじいちゃん」も上映されるとのことです。

佐賀を舞台にした「干潟の空に出会って」、ぜひ公開されたら見てみてくださいね♪

佐賀大学はこちら↓

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!